半導体製造装置の世界

半導体は、大きく分けて設計→テスト→製造という工程で作られますが、これは10ナノメートルという非常に小さな世界で行われます。さらに最先端の技術が求められるだけでなく、製造過程では100種類以上の装置が必要となります。この複雑な工程をすべて自社だけでまかなおうとするとコストが非常にかかってしまうため、製造装置を他社に発注しています。日常生活に欠かせない半導体は、今後さらに世界中で求められるようになるといわれています。半導体は同じ製品を長期間製造するということはなく、短いスパンで革新が起こるため、新たな半導体にあわせた製造装置が必要になります。半導体の需要が大きくなるほど、製造装置の需要も大きくなっていきます。

少し前までは、半導体業界と製造装置のシェアはどちらも日本企業が独占状態でした。しかし半導体事業は外資系が強くなる傾向があります。一方、製造装置事業は現在も十分に世界と戦っていると言えます。これはナノレベルでの製造という高い技術力が求められることが日本企業の強みとなり、技術を蓄積し続けられたことが要因です。半導体製造装置業界は高い成長を誇り、日系企業も大きく発展するといわれています。

現在の半導体業界は、ほとんどが海外の企業であるため、半導体製造装置は必然的に海外顧客が多くなります。英語を使うことや海外と関わりながら働くことに興味がある方に人気がある業界です。

半導体製造装置の業界はあまり知られていませんが上場の大手会社が非常に多く存在します。 業界の波にのまれることなく安定して働けるのも魅力の1つです。テンプ・マキノはMEMSで一目置かれる日本有数企業をはじめ、半導体製造装置会社とお取引を持ち、人財供給を行っております。